YAMASHITACHOU CRONOMETRO

SAUCE DEVELOPMENT 所属 TTスペシャリスト見習いのBlog

美しい春の里山を走る / 2017年4月23日バミュ練

練習会の備忘記事を書き始める事にしました。
定性的なデータもしっかり残しておくと仲間と様々な気付きを共有できるし、後々自然言語処理して分析もできるしね。

余談。
世の中のトレーニングBlogの記事を収集してAIに食べさせ(LSTM RNN)「パワートレーニング」という文字列をお題に投げ、300文字位(基本何文字でも可)のトレーニングBlog記事っぽい文章生成させるっていう技術の無駄遣いで遊んだりしている。
夏目漱石っぽい文章をAIに生成させるアレと原理は一緒。

では本題。

f:id:shinichiarimasu:20170425223732j:plainGKさん写真お借りしました

バミューダトライアングル練習会について

毎週土曜か日曜に神奈川県の奥地で開催される練習会。
練習会のネーミングはルート上にトライアングルが形成されるところかららしい。
自分は昨年から参加させて貰っているのだけれども、様々な脚質脚力の人々が集い、各々の目標に向かって切磋琢磨している素晴らしい練習会です。
一番の特徴は、参加しているメンバーが一様にポジティブで、それぞれをリスペクトし合っている事。
また、一方的な千切り合いに留まらず、ローテーションをしっかり回す事を推奨し、集団走行スキル向上も目的の一つになっています。

相模原駅~集合地点

練習会の集合地点まで片道40km程あるので輪行で最寄駅まで。
(信号がめちゃくちゃ多い区間なのでTSS稼いでもジャンクTSSになるので効率的に)
着いて用意していると同じく輪行のZOさんが「スキュワーが壊れました…」と開口一番。
見てみると確かにスキュワーのねじ山が死んでるらしく延々回り続けている。
FTP域とエンデュランス力に長けたZOさんの走りは学ぶ所がとても多いので一緒に走れなくなった事を悲しみつつ集合地点へ向かう。

ローソン町田小山店~圏央道~鳥屋の登り

ブリーフィングを終え、脚力別で2班に分け出発。
出発地点から11km程は車通りも多いのでゆっくりペースでローテーション回しつつ。
圏央道相模原インター沿いの登りに到着し、WU感覚で5分程登る。
臀部の筋肉を負傷しているCZ君が一本引き。
昨日もTSS220ばかし稼ぐ練習会に参加しているのにぐいぐいである。
鹿屋大の精鋭に立ち向かって全日本資格ゲットする選手はやはり強いなーと後ろから見てて感じる。
登り切ってからは車も減り、信号もほぼ無いアップダウンロードをローテーション回しつつ進む。
今日は誰が強いかアタリを付け、自分自身の調子も確かめながら走ってみる。

牧馬峠

2.9km 210mUP 平均斜度7%の峠
短いながらも、斜度がキツイ区間、一瞬の平坦下り区間があり、地味にドラフティングテクニックが効く峠。
また、区間に突入する直前数十秒ハイスピードで下る。
イメージとしては去年までのアムステルゴールドレースカウベルグ前の下りが近い気がする。
今日一番強いだろうKD君にくっ付いて下り、登り返しもそのままGO。
初っ端の斜度10%区間は感覚的に6倍位で踏まされてる感じ。
キツイにはキツイけどだいぶいける感触があり、広背筋なんかも巧く動員しながらペダリングできているので、最後まで食らいついてやろうと決心。
斜度が緩む瞬間にKD君が踏み直すので反応遅らせない様に追従。
下り区間手前で申し訳程度に先頭交代。
登り返しで先発班のGKさんを発見しそのまま抜き去る。
が、この辺りで強烈にキツくなっていてKD君との距離ができてしまう。
後ろではGKさんの荒い息遣いと気配が感じられめっちゃプレッシャー!
なんとか10m~20mの範囲にKD君を捉えながらFTP辺りで踏み続けゴール。
その時はわからなかったけど、9分4秒、Avg342wで区間自己ベストだった。

鉢岡山~神奈川カントリークラブ

牧馬頂上で合流し、下ってからゆるゆると鉢岡山を登る。
この4分位の山もかなり斜度がキツく、いつもだと頂上付近でスプリントになるんだけれども、今日は平和に進行。
下り切った後にアップダウンロードをローテしながら進み、スプリントポイントの神奈川カントリークラブの登りへ。
スプリントポイントのだいぶ手前からKD君が鬼曳きを開始し、僕の前走ってたMTさんが千切れる。
前出て追っ掛けるにはスピード差と距離もあったのでここは見送る事にして脚を温存。

雛鶴峠

そんなこんなで本日のメインディッシュの入口に到着。
距離12km 平均斜度3% 登り基調アップダウン これぞロードレース感がある区間
先発班のGKさんが区間入口手前で待っていてそのまま合流。
「GKさんやる気みなぎってるなー」と思っていると一本曳き開始。
かなりのハイペース!メーター見たら後ろ着いてて350w位出てた。
先頭交代してFTP付近でやや長めに回す。
登りも下りも平坦も上げ下げせずに皆でローテして最後まで頑張るっていうのがこの区間のセオリー。
この練習会に参加してる人に限っては、「登りだけアホみたいに踏む癖に下りと平坦踏まない」っていうローテーションは絶対にやらないのでとても安心して練習できる。
途中、リーダーYN先輩含む先発隊を見つけ、平坦下りでスピード乗せ吸収、合流。
YN先輩的にはもうちょい先までいけると考えていたみたいだけど、ローテが綺麗に回ったのもあって序盤で吸収でした。

中盤にかけて皆の顔が辛そうになってくる。
そんな中でもKD君は相変わらず強く曳けるし調子も悪くなさそう。
この辺りから終盤の戦略を練り始める。
追い風基調&調子も良いので、最終盤の斜度がガツンと上がる区間前にパワーを活かして飛出し差をつけそのままキツい登り区間に入ってしまうところまでは決定。
極力KD君が消耗しているタイミングで行きたいのでローテから下がっているところを見計らってアタック!
10秒位踏んでスピードに載せ後ろを振り返る。
誰も追走してこずかなり距離が開いた!
ここから頂上まで約2km、今日はここで練習終わり位の気持ちで回し続ける。
最後の直線に入った辺りでKD君が一気に真後ろまで迫ってきて焦る。
一瞬の間があってアタックされ万事休す。
あとちょっとだったんだけどKD君が強かった…

雛鶴峠(下り)~神奈川カントリークラブ(裏)

頂上に着いてから折り返し、来た道を戻ります。
3km下るとレトロで雰囲気のある、じじばば経営の饅頭屋があるので道中唯一のまともな休憩。
そうそう、この練習会は基本的に人を待つ以外では休憩ほとんどしません。
来た道が登り基調なので当然帰りは下り基調。
車や歩行者(ほとんどいないけど)に注意しながら皆で下りをハイスピードローテ。(この練習はロードレースに本当に効く)
中盤辺りでOMさんがローテ降りたタイミングでアタックして単独逃げ。
やっぱり今日は掛かりが良くてめっちゃ気持ち良い。
そこそこの距離を保って逃げるもほどなくして吸収されたのでその後は平和に終点まで。
若干のインターバルを挟んで2分程の短いガツンとした登りへ。
中腹過ぎて一気にペースが上がり、CZ君、KD君と競る。
ほぼ差付かずで登り切り。

藤野~青根

どこからがスタートなのか未だにはっきりわからないダラダラ登りを経て、6分程の区間に突入。
MKさんが先行して区間に入るものの斜度が上がったタイミングで吸収。
平坦下りを挟んで再度登りに入るとMKさんが軽くアタック。
今日はペースが速いのでけっこうキツイ…
つづらの手前でOMさんがペースアップ!
食らい付いてなんとか耐える。
勝負所のつづらでKD君が先頭に立ってペースアップ。
代わる代わる皆がペース上げるので超辛かった。
そのままKD君先行で一回目のピークを過ぎ、トンネル通過、一瞬の下りから登り返してKD君が一気にペースを上げる。
最後がスプリント勝負になるのは確定なので、すかさず下ハンに持ち替え耐える耐える。
ゴールのトンネルが見えたので飛びだしスプリント!
ずっと曳かせて申し訳なさは感じつつも今日やっと1着を取る。

道志みち(戻り)~鳥屋

既に皆ヘロヘロの状態。
ここから短い登りを挟んで下り基調の高速ローテ区間
短い登りの後は一回再集合しないとね。(OMさんおいてってごめんなさい)
特に波乱無くローテーションをこなし終点まで。
鳥屋の登りはちょっと攣り掛けだったのでOMさんとダラダラ登る。

圏央道(下り)

本日最後のセクション。
下り基調の中ローテーションを回し進んでいく。
ここは重量級の僕のパワーが最高に生きる箇所なので、ローテが一巡したところで、アウタートップにギア掛けてスプリント気味にアタック!本日のピークパワー1156wをマーク。
後ろは見ず只管ゴリゴリと踏む。
斜度が緩んだ辺りでOMさんが単独で追いついてきたので先頭出て貰う様催促。
後ろにはKD君が見える。
OMさんの後ろに入り少し休んでいるとKD君合流。
下り切って登り返しに入り曳いてくれたOMさんが千切れ、KD君とのマッチスプリント。
重いギア掛けて一気にいくもキレが無くKD君がかっとんでいって試合終了。
やっぱ強いなー。
とはいえE1上位に食い込もうと思ったらKD君と五分でやれる様になるのはMustなのでターゲットにして頑張ろうと思う。

総括して

総走行距離104km、獲得標高1700m
全体を通して調子が良く、メリハリある練習ができたと思う。

これから本格的にロードレースシーズンが始まるので皆と引き続き切磋琢磨しながら良い練習をしていきたい。